このブログを見ていただいている方はカメラの購入、それもα6400の購入を検討されている方が多いかと思います。
最初に結論を書いておくと、初めてカメラを購入される方はもちろん、仕事ではなく趣味として写真を楽しみたい方であれば十分なスペックを持っていると思います。
センサーサイズ
カメラの購入を考えた際に最初に迷うのがセンサーサイズではないでしょうか?
ミラーレスカメラにはセンサーと呼ばれる部品があり、ここに光を取り込んで写真にします。
このセンサーの大きさによって“フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ”などに分類されます。
大きさは フルサイズ > APS-C > マイクロフォーサーズ となっています。(ほかにも中判と呼ばれるより大きなものや1型、1/2.3型といったより小さなサイズもあります。)
センサーサイズが大きいほど、沢山の光が取り込めますので、ダイナミックレンジが広く、夜景等の暗い場所での撮影に強いといえます。
こう書くと、「結局フルサイズ機じゃないとダメなんじゃん」と思われるかもしれませんが、フルサイズ機はもちろん良いです。
しかし、あくまでも比べたらであって、APS-Cやマイクロフォーサーズがダメというわけではありません。
これはα6400(APS-C)で撮影したものですがいかがですか?
まだまだ練習中ではありますが、画質的には十分きれいに撮れているんじゃないでしょうか?
重量・サイズ
APS-Cやマイクロフォーサーズはフルサイズ機に比べ、軽量・コンパクトです。
ソニーのフルサイズ機であるα7Ⅳで比較すると本体とバッテリーの重量が約665gなのに対して、α6400は約403gと260g以上の差があります。
また、女性に人気のOLYNPUS PEN E-PL10(マイクロフォーサーズ)はさらに軽量で約380gしかありません。
この重量とサイズは意外と重要で重かったり大きすぎたりすると外出時に気軽に持ち歩きにくくなります。
焦点距離(望遠撮影)
APS-Cやマイクロフォーサーズはフルサイズ機よりも望遠撮影が得意です。
センサーサイズが小さいことによって、同じ焦点距離のレンズであってもより望遠で撮影できます。
フルサイズに比べて、APS-Cでは約1.5倍、マイクロフォーサーズでは約2倍の望遠となりますので私が使っている18-300のレンズでは最長450㎜相当まで望遠できます。
フルサイズ機の中にはSuper35mm(SONY)のようなAPS-C相当にする機能があるものもありますが、結局のところクロップされますので画素数が低下したり、フルサイズの明るさを十分発揮できません。
交換レンズの価格
もう一つメリットですが、レンズの価格がフルサイズ機用よりも比較的リーズナブルです。
勿論、レンズの機能や色の再現性など異なる点も多いので単純に比較できるものではありませんが、タムロンのフルサイズ用28-70mm f2.8が10万円以上するのに対して、タムロンのAPS-C用17-70mm f2.8(換算25.5-105mm)が8万円少しで購入できます。
α6400の欠点
基本的には良いカメラではあるのですが、残念な点としてボディ内手ブレ補正はありません。
手ブレ補正機能のあるレンズを装着すれば手ブレ補正が働きますが、SIGMA 56mm F1.4のように手ブレ補正の無いレンズだと…。
まぁある程度のシャッター速度で撮影すればそこまでブレブレになることはないんですけどね^^;
(手ブレ補正がないこと以外はSIGMAのf1.4シリーズは価格・明るさともに良いレンズだと思うのですがね)
最後に
色々と書きましたが、お金に糸目をつけないのであれば高級フルサイズ機に高級レンズを装着すればよいと思います。当たり前ですが、より綺麗に撮れることでしょう。
しかし、写真の良し悪しは綺麗さだけではありません。
私が思う良い写真とは、ポートレートであれば被写体と背景のバランス、風景写真であれば切り取る範囲など、その写真で表現したい内容がどれだけ伝わるかだと思っています。
繰り返しにはなりますが、α6400は一般的には十分綺麗に撮れますし、交換レンズも比較的安く手に入ります。
フルサイズ機に憧れる気持ちもわかりますが、カメラも消耗品であることを忘れてはいけません。
丁寧に使用していれば少々のことでは壊れないと思いますが、永久的に使えるわけではありませんので、フルサイズに手を出すのはカメラになれて自分の撮影スタイルが決まってからでも遅くはないでしょう。(同じフルサイズ機でも目的や撮影スタイルで適した機材が異なりますからね)
よほど拡大して印刷したり、夜間の撮影がメインなどでなければα6400は価格・性能・機動性のどれをとってもいいカメラだと思いますよ。
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