日中シンクロや夜間ポートレートなど屋外でストロボを使用したいときって結構ありますよね?
そして、ストロボの光は被写体に直接あてるよりもバウンス(反射)させたりディフューズ(和らげる)させたほうが違和感のない写真が撮れます。
バウンスやディフューズしようとすると、アンブレラやレフ版、ソフトボックスなどが必要になるのですが、アンブレラはともかく、ソフトボックスは組み立てに時間かかるので面倒ですよね?
今回はソフトボックスのお話になるのですが、そもそもソフトボックスと言ってもサイズも色々ありますし、光る部分の形状も四角形から円形まで沢山種類があります。
四角いものは比較的組み立てが楽なのですが、アイキャッチが四角くなってしまうためできれば円形に近いソフトボックスを使用したいというのが筆者の望みです。
今回ご紹介するNeewerの八角形ソフトボックス65㎝は慣れれば30秒で組み立てることができ、片付けるときも非常に楽ちんな商品です。
商品概要
今回私が購入したのはクリップオンストロボ用のものとなっています。
ブラケットと8本のワイヤーが一体となっていて、開くときはワイヤーを持ち上げれば簡単にセットできます。
慣れるまで硬く感じるかもしれませんが、コツをつかむと素早く展開できるようになります。
しかし、ブラケットが円形のストロボに対応していないのでモノブロックストロボでは使用できない点が残念です。(GodoxのAD200のような長方形の発光部のものは使えそうですが…)

私も購入時にそこまで考えていなかったのがいけないのですが、ボーエンズマウントタイプを購入すれば良かったとちょっと後悔。
セット品としては本体と持ち運び用のケース、ディフューザーが2枚、ライトスタンドに固定するためのアタッチメントは手持ちハンドルとしても使用でき、非常に便利。

ちなみにディフューザーを付けたまま折りたためるので、展開すればすぐに使用できます。
組み立て方法
既に説明した通り、基本的には一度組み立てたらワイヤーを持ち上げるだけで展開できます。
この時に、対角線上にワイヤーを開いていくと楽に開けると思います。
ストロボのあて方による映りかたの違い
まずは環境光の影響を排除するため、ストロボなしでシャッターを切った際に真っ暗になるようカメラの設定を行います。(今回はISO100、絞り値6.3、シャッター速度1/125に設定しました)

ストロボ直あて(ストロボ発光量1/32)

今回はカメラのホットシューにつけるのではなく、ライトスタンドを使用して斜め手前から照射したときで比べます。
ストロボ天井バウンス(ストロボ発光量1/4)
天井バウンスは上向きに発光させ、反射してきた光で被写体を照らす方法です。
ストロボの位置は変えておりませんが、一度天井を照らして光が降り注ぐ関係上、光の方向が直あてやソフトボックスとは異なりますのでご了承ください。

直あてと同じ強さでは当然暗くなりますのでパワーを強めています。
ストロボソフトボックス使用(発光量1/8)
天井バウンス同様、直あてに比べると暗くなりますので発光量を強めています。

並べてみると一目瞭然なのですが、被写体の影の出方が全く違っています。

直あてでははっきりとした影が出ているのに対して、天井バウンスやソフトボックスでは影の輪郭がぼやけていて光の柔らかさが見て取れると思います。
どういた表現をしたいかにもよりますが、個人的にはポートレートの場合は柔らかい光がいいかなと思っています。
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